第247号

  1999年(平成11年)4月6日発行  1994年(平成6年)11月 1日創刊





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目  次●com/j1999/04a.txt next (j1999/04b) previous (j1998/03e) 
新聞簡訊中米関係●朱鎔基首相が訪米に出発 中日関係●日本運輸相訪中で高速鉄道計画への応札を正式表明 国際関係●陳健駐日大使は人権非難決議の共同提案に不参加を申し入れ 国内動向●全人代常務委は私営経済保護の法制定へ 経済動向●広州市が対外信用回復で投資会社に96億元注入 経済動向●日本の液晶各社は価格回復しても台湾メーカーに生産委託 社会之窓●エイズ治療に漢方薬が効果 社会之窓●南沙領有、考古学で立証へ 社会之窓●「国花」論争ではボタンと梅の一騎打ち 文化之窓●各地でユーゴ映画祭開催 歴史之窓●前漢・長安城跡に大規模な宮殿遺構 華人社会●成田―関空で泥棒フライト
【新聞簡訊】 ★[04/06] 中国人民銀行が4月6日発表した元レートは次の通り。(単位、元)   日本円(100円)       6・8090   米ドル(100ドル)    827・9500   香港ドル(100ドル)   106・8100 ★[04/06] 共同通信、キリンビールは現地生産した「キリン一番搾り」を同日か ら中国で発売すると発表した。子会社の珠海麒麟統一ビール(広東省珠海市)で 製造、大瓶、小瓶、355ミリリットル入り缶の3種類を上海市や広州市を中心 に販売する。ただし、中国では熱処理しており、日本での製法と異なる。 ★[04/05] 新華社電、対外貿易経済協力省は新たに外国の保険会社、米国のチャ ブ・グループ・オブ・インシュアランス・カンパニーとジョン・ハンコック・ミ ューチュアル・ライフ・インシュアランスのほか、サン・ライフ・アシュアラン ス・カンパニー・オブ・カナダ、英国のプルデンシャル4社に、支店開設ないし 合弁事業設立の資格を承認したと伝えた。 ★[04/05] 朝日新聞、米国在住の民主活動家王希哲氏が、韓国のアシアナ航空便 で経由地のソウルに到着したが、政府が入国拒否を表明したため、バンコクへ向 かった。王希哲氏は父親の墓参りを目的に入国許可を得ないままニューヨークを 出発。王氏は81年に反革命罪で禁固14年の判決を受け、93年に釈放後、9 6年に香港を経由して米国に亡命した。王氏の父親は今年2月に広東省広州市で 死去した。王氏は父親の病状悪化後、ニューヨークの中国総領事館に対し一時帰 国の許可を再三申請したが、承認が得られなかった。 ★[04/03] 西南部・重慶市※(「基」字の「土」を「糸」に変える)江県で今年 1月4日、橋が崩れ落ち、40人が死亡した事故で、重慶市第1中級人民法院は 3日、業者から11万元(約160万円)のわいろを受け取り、手抜き工事で事 故を引き起こしたとして元同県党委副書記の林世元被告に収賄と職務怠慢罪で死 刑判決を言い渡した。裁判の模様は中央テレビで全国に生中継された。 ★[04/03] 読売新聞、日本民主党の菅代表は2日、月末からの大型連休中に中国 を訪問する考えを明らかにした。すでに中国側と日程を調整している。菅氏が同 日、名古屋市内での記者会見で明らかにした。 ★[04/02] CND報道、米国在住の王丹氏は天安門事件の名誉回復を求める署名 キャンペーンを開始し、このたびホームページを開設した。 http://www.june4.org ★[04/02] 新華社通信、汚職を理由に身柄拘束説が流れていた公安省の李紀周次 官がこのほど次官の職務を解任された。同通信は解任理由を説明していないが、 90年から2年間、広州市の公安局に勤務していた際、乗用車の密輸入を黙認し、 業者から多額の賄賂を受け取っていたとされる。 ★[04/02] 毎日新聞、日本エアシステム(JAS)は5月、昆明と西安で「黒沢 明映画祭」を開催する。両都市への就航記念のイベントで、「七人の侍」など3 本を上映して、今春就航の関西国際空港―昆明、関空―西安、成田―西安の路線 をPRする。国内での黒沢作品の一般公開は初めてで、収益は長江の水害被災地 に寄付するという。 ★[04/02] 共同通信、米通信機器大手のモトローラは1日、国内での携帯電話基 地局の拡充工事契約を計2億600万ドルで受注したと発表した。同社は湖南省 と広東省でデジタル通信システムを使った携帯電話基地局の拡張を行う。 ★[04/02] 上海の専門紙・社会科学報、旧日本軍の慰安婦問題に関する国内初の 学術研究機関となる「中国慰安婦問題研究センター」が上海師範大学にこのほど 設立された。  ★[04/01] 共同通信、1日午後零時25分ごろ、天津行き日航769便ボーイン グ767(乗員乗客37人)の与圧空調システムが故障、約1時間後、関西空港 に引き返した。二つ空調のシステムのうち一つが故障。天津には部品がないため Uターンした。関空で修理後、再出発の予定。 ★[04/02] 共同通信、香港の税務当局はこのほど、昨年度(1998年4月―9 9年3月)の所得税として納められた額の10%相当を納税者に還付する作業を 開始した。低迷している景気のてこ入れ策の一環。 ★[03/30] 時事通信、ニューヨーク在住の故蒋介石夫人、宋美齢さんが29日、 満101歳の誕生日を迎えた。台湾李登輝氏はお祝いにランなどを贈った。  ★[03/29] 日本テレビ放送網は、ジャイアンツ戦の同時生中継を4月1日から台 湾、韓国、米ハワイなどの海外にも配信する、と発表した。同社が今年、放映権 を持つジャイアンツ戦68試合を、衛星を使って現地のCATV局などに配信す る。台湾では中国語、韓国では韓国語で放送される予定。
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【中米関係】
                  朱鎔基首相が訪米に出発

 共同通信によると、朱鎔基首相は6日正午(日本時間午後1時)すぎ、初の米
国公式訪問のため北京を出発した。首相の公式訪米は1984年の趙紫陽首相以
来15年ぶり。

 8日にクリントン米大統領と会談し、最大の焦点である世界貿易機関(WTO)
加盟問題などを協議する。現在、ワシントンで開催中の次官級協議で同問題に関
する土壇場の調整が行われているが、国内の市場開放策をめぐり、なお大きな隔
たりが残っている。

 首相は出発前に行った米紙ウォールストリート・ジャーナルとのインタビュー
で「問題は中国がこれ以上譲歩できないということでなく、米国が求める譲歩が
理不尽だということだ」と米側をけん制しており、年内加盟に向けた交渉は首相
と大統領の首脳級会談にまでもつれ込む可能性も出てきた。

 首脳級会談では、WTOのほか、中米間で対立する人権問題や戦域ミサイル防
衛(TMD)構想、ユーゴスラビア空爆など含めた広範なテーマが話し合われる
見通し。

 米政府は「WTOと人権は関連付けない」(オルブライト国務長官)と表明し
ているが、WTO交渉で妥協が得られなければ、朱首相の訪米中、こうした中米
の対立点が一気にクローズアップされることも予想される。
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【中日関係】
       日本運輸相訪中で高速鉄道計画への応札を正式表明

 2日の朝日新聞によると、日本川崎二郎運輸相は3日から6日まで中国を訪問
する。北京と上海の間を高速鉄道で結ぶ工事計画の入札に日本が参加する考えを、
政府の高官に表明するのが目的。フランスやドイツなど強力なライバルに対抗す
るため、大臣自らがセールスする構えだ。

 この鉄道計画は、総事業費2兆円にのぼると見込まれるビッグプロジェクト。
川崎運輸相は今回の訪中で大臣級の高官である鉄道部長らと会談し、日本の新幹
線を売り込む考えだ。会談の場で中国側に対し、借款など資金面での支援の考え
を表明する可能性もある。

 外国政府相手とはいえ民間企業が主体の商談の支援に大臣が出向くのは「大手
自動車メーカーの幹部を引き連れて来日した米国大統領を見れば分かるように、
外国では当然のこと」(日本運輸省幹部)。韓国などの大型プロジェクトの入札
で、政府が強力に支援した欧州企業に日本が苦杯をなめた例も多いだけに「今回
は徹底的に戦う」(同幹部)と意気盛んだ。


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【国際関係】
     陳健駐日大使は人権非難決議の共同提案に不参加を申し入れ

 朝日新聞によると、陳健駐日大使は1日、日本外務省に柳井俊二事務次官を訪
ね、米国がジュネーブの国連人権委員会に提出を予定している中国の人権状況を
非難する決議案の共同提案国に日本が加わらないよう申し入れた。さらに決議案
が提出された場合には中国が採決を見送る動議を提出する考えを表明、日本がこ
れに同調するよう求めた。柳井次官は採決見送り動議について「国際的な場での
議論自体を否定するもの」と反対する意向を示した。一方、米国の決議について
は「申し入れを念頭に置いて行動を決めたい」と述べるにとどまり、共同提案国
になるかどうかについては明確な言及を避けた。

 陳大使は米国の姿勢について「人権問題を政治問題化させるもの」と批判。柳
井次官は「中国が政治的権利を含むすべての人権の重要性に留意し、前向きの措
置を積み重ねることが必要だ」と述べ、一般論として人権状況の改善にいっそう
努力するよう求めた。

 日本政府は、米国が予定している決議案について今のところ「内容を見て判断
したい」(柳井次官)として賛否を明らかにしていない。欧州連合(EU)など
は中国を名指しした決議案には賛成しない方針を示している。米国は天安門事件
を契機に1990年以降、91年とクリントン大統領が訪中した昨年を除き毎年、
対中非難決議案を提出している。日本はこれまで計6回、共同提案国となった。
97年は中国の不採決動議に反対している。


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【国内動向】
           全人代常務委は私営経済保護の法制定へ

 4日のチャイナ・デーリーによると、全国人民代表大会常務委員会はこのほど、
私営経済の財産所有権などの保護を目的とする法案の起草作業を開始した。早け
れば8月にも法律が制定される。

 社会主義体制の下で排斥され、今も差別的待遇を受けている自営業者や私営企
業などの権利を法律で初めて規定することになる。3月の憲法改正で、私営経済
が中国経済の「重要な構成部分」と法的に認知されたのを受けての措置。同紙は、
法制定により、私営経済は国有企業と同等の地位を得て、銀行からの融資や課税
などでの差別が解消されると指摘している。


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【経済動向】
      広州市が対外信用回復で投資会社に96億元注入

 31日付の香港各紙によると、広東省広州市政府は香港にある同市政府の直轄
投資会社、越秀企業集団に対し96億人民元(約1450億円)相当の優良資産
を注入することを決めた。同市政府傘下の不動産開発企業が所有する土地や、市
の別荘地開発から得られる利益を注入する。

 広東省直轄ノンバンク、広東国際信託投資公司(GITIC)の破産を機に、
外資系金融機関の間では中国系企業に対する債務返済の要求や新規融資停止など
の対応が広まっている。資本注入は対外信用を回復し資金繰り悪化を防ぐ狙いが
あるとみられる。

 越秀側は資本注入について「債務の返済とは関係がない」としている。越秀企
業集団は不動産やセメント製造などの事業を手掛け、傘下の企業が香港株式市場
に上場している。

 政府系企業の救済をめぐっては広東省政府や同省深セン市政府も、それぞれの
直轄投資会社に資本注入する方針を明らかにしている。


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【経済動向】
      日本の液晶各社は価格回復しても台湾メーカーに生産委託

 2日の朝日新聞によると、日本の液晶パネルメーカーが続々と台湾メーカーに
技術供与や生産委託をしている。需要拡大で価格が回復し、来年以降も品不足が
予想されているにもかかわらず、巨額の設備投資負担や値崩れによるリスクを避
けるため、とみられる。各社はシェア拡大よりも、付加価値の高い液晶パネルの
開発・製造に重点を置いている。

 日本メーカーは世界の生産量の約7割を占める「液晶大国」(調査会社IDC
ジャパン調べ)だ。大手の東芝は主力製品である薄膜トランジスタ(TFT)液
晶パネルの生産技術を台湾のウォルシンリュウワに供与。ウォルシン社は新会社
を設立して来年前半から液晶パネルの量産を始める。

 ほかの大手も相次いで台湾メーカーにTFT液晶パネルの技術供与や生産委託
をしている。松下電器産業から技術供与を受けるユニパックは今年10―12月
に、三菱電機から技術供与を受ける中華映管は今年6月から、それぞれ量産を始
める。首位のシャープも生産委託を検討中だ。

 台湾メーカーへの技術供与について、東芝液晶事業部の新井栄統括技師長は「
高度な生産技術がいらない工場なら、今さら日本に造る意味はあまりない。自社
で設備投資するのは新しく難しい技術に絞っていく」と話す。

 液晶パネルは量産工場を1棟造るのに1000億円規模の設備投資が必要だ。
そのうえパソコン部品の中で最も高価なので、低価格競争が激化しているパソコ
ン市場では値切られやすい宿命にある。

 このため、各社は高い付加価値を求め、液晶の大型化や新技術の開発を進めて
いる。シャープが量産を始めた反射型のカラーTFT液晶もその一つ。現在主流
の透過型は液晶を後ろからライトで照らす仕組みだが、反射型は屋外の明るい場
所でも見やすく消費電力が少なくてすむ。携帯ゲームや携帯情報端末向けに需要
が拡大している。

 一方、技術供与先にひさしを貸して母屋を取られる恐れもある。最大手の一角
であるNECは「液晶は当社の中核技術の一つ。技術供与した相手方がライバル
になったら困る」と、当面は自社生産中心でいく構えだ。

 A4型ノートパソコンに多く使われる12・1インチのカラーTFT液晶パネ
ルは、量産が始まった1996年7月ごろはパソコンメーカーなどの大口取引先
に1枚当たり7万6000円で売っていた。その後2年間で3万円まで下がった。
ところが販売好調なノートパソコン向けの需要が増え、今は3万5000円前ま
で回復した。各メーカーが設備投資を控えているため、品不足が来年以降も続く
と見られている。


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【社会之窓】
                 エイズ治療に漢方薬が効果

 中国新聞社は4日、エイズウイルス(HIV)感染者らの治療で漢方薬製剤の
効果が認められたと報じた。

 同通信社によると、衛生省の臨床研究が行われている北京地壇医院の徐道振教
授らが、昨年2月から5人の患者、感染者に対しこの製剤(注射液)の投与を始
めたところ、6カ月後にはうち2人で体内のHIVの明らかな減少が見られたと
いう。

 この漢方薬製剤は黒竜江省の公明薬業有限公司が研究、開発したものとされる
が、成分などは明らかにされていない。国内でもHIV感染者数は増加しており、
既に30万人を超えたとみられている。


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【社会之窓】
                 南沙領有、考古学で立証へ

 3日の新民晩報によると、政府は、東南アジア諸国と領有権問題で対立してい
る南中国海の南沙(スプラトリー)諸島を対象に、初の大規模な考古学調査に乗
り出す。同諸島が昔から中国人の活動の舞台だったことを立証し、中国側主張の
有力な根拠とするのが狙い。

 同紙によれば、国家文物局や中国歴史博物館などが中心となり、同諸島の陸地
と海底で各種の遺跡・遺物を探し、収集する作業を3年から5年かけて実施する。
同諸島一帯の海域は“海のシルクロード”と呼ばれる古代の海上交易ルートに当
たり、当時の中国系民族の居住の痕跡の発見や、難破船が海底に残した陶磁器な
どの回収に力が入れられるとみられる。


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【社会之窓】
           「国花」論争ではボタンと梅の一騎打ち

 30日の共同通信によると、今年建国五十周年を迎えることで「国花」を決め
ようという動きが出ている。有力候補は梅とボタン。いずれも中国原産とされ、
古くから親しまれている中国を代表する花だ。

 文匯報によると、中国社会調査事務所がこのほど、全国規模の電話調査を実施。
約2800人の有効回答のうち、「ボタン」支持派が65%、「梅」派が30%
という結果が出た。

 今年5月から雲南省昆明市では、園芸をテーマにした万国博も開催される。「
博覧会を機に国花を決めるイベントも計画したい」(郭方明・同省園芸博覧局長)
という声もあり、国花選定をめぐる議論が盛り上がりそうだ。

 同紙によると、1994年に全国国花選定事務室が全国規模で意見を集め、ボ
タンを国花とし、ラン、ハス、菊、梅を「中国四季の名花」とする提言をまとめ
たが、最終決定に至らなかった。

 ボタンは唐代(618―907年)から観賞用として流行、「富貴花」の別称
もあるように富の象徴とされる。今回の調査でも「大きくて色彩に富み優雅なさ
ま」が、文化に富み繁栄する中国を象徴するとして一番人気となった。

 一方で梅に親しみを感じるのも少なくなく、古くから詩歌の題材ともされてき
た。毛沢東が好んだことでも知られる。早春に真っ先に開花することが「生命力
の象徴」として好まれており、今後、巻き返しも予想される。         
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【文化之窓】
                    各地でユーゴ映画祭開催

 3日の朝日新聞によると、ユーゴスラビアへの空爆を受けて、国内各地で急き
ょユーゴ映画祭が開催されている。政府は空爆に反対しているが、庶民の間にも
反空爆の感情が高まってきているようだ。

 2日に上映が始まった上海では、インターネット上でユーゴに対する庶民の意
見が目立つことから、映画館が自主的に映画祭開催を決めたという。1週間の予
定で4本が上映される。広州では6本のユーゴ作品を集めた映画祭が1日に始ま
った。

 以前は輸入映画の大半が東側諸国製だっただけに、ユーゴ映画は年配者を中心
に知名度が極めて高い。上海の映画館に来た市民らは「米国には反感を覚えるね。
どこに人権意識があるのか」「武器援助を含め中国はもっと強く反対すべきだ」
などと話した。慣れ親しんだ映画の国に対し、庶民は同情を深めている。


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【歴史之窓】
             前漢・長安城跡に大規模な宮殿遺構

 29日の新華社電によると、陝西省・西安市郊外にある前漢(紀元前202年
〜紀元8年)の長安城跡で、大規模な宮殿遺構が発掘された。奈良国立文化財研
究所と中国社会科学院考古研究所の共同調査によるもので、同電は「(建築等の)
配置をはっきりとどめた古代大型宮殿遺構が、初めて発見された」と伝えている。

 この遺構は、漢長安城五宮の一つで、武帝(在位前141年〜前87年)が皇
后らのために造営したとされる「桂宮」跡にあった。南北約200メートル、東
西約110メートルの一画に、前殿(東西84メートル、南北56メートル)、
後殿(同77.5メートル、21メートル)の大型宮殿が配置され、その周囲に
は回廊が巡らせてあった。

 また、宮殿間の往来に使用されたとみられる地下通路など多くの付属施設跡も
見つかった。宮殿近くの小さな建物跡には、直径1メートル弱、深さ3.3メー
トルの穴があった。中から豚、鶏などの骨が大量に出土、食肉用冷蔵施設と推定
されている。

 一方、「光明日報」によると、遺構からは、他の宮の皇后居所跡地にあったも
のと同じく、「長生無極」と記された文字瓦(かわら)が出土した。


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【華人社会】
                  成田―関空で泥棒フライト

 30日の共同通信によると、日本人旅行客を狙い、成田空港と関西国際空港を
国内線で往復し、5件、約941万円の盗みを重ねていたとして千葉県警新東京
空港署は30日までに、窃盗の疑いで中国人の徐逢秋容疑者(57)を送検した。
ほかに8件の犯行を自供しており、裏付け捜査している。

 調べに対し「日本人旅行客は金持ちの上に、すきが多いので、泥棒しに来た」
と供述しているという。調べでは、徐容疑者は1月24日に香港から成田空港に
来日。同日夜、同空港第二旅客ターミナルビル一階に置いてあった福岡県久留米
市の女性会社員(28)の現金30万円と指輪、ネックレスなど貴金属690万
円相当が入ったショルダーバッグ(約720万円相当)を盗んだ。

 その後、同月26日に成田空港から国内線で関西空港に移動。旅客ターミナル
内で、大阪市生野区の商店経営者の女性(64)のボストンバッグから現金約1
10万円やアクセサリー(21万円相当)を抜き取った疑い。28日には飛行機
で成田空港に戻っていた。29日に成田空港で埼玉県に住む旅行会社の男性添乗
員(33)のボストンバッグから財布を取り出しているところを、添乗員が見つ
けて取り押さえ、新東京空港署が現行犯逮捕した。

 徐容疑者は両空港近くのホテルに滞在し、盗品は空港の手荷物預かり所に預け
て盗みを重ねていた。


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