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・=・=・ 中国関係オンライン日本語総合誌 ・=・=・
Ka Sei Wa Go
華 声 和 語
Hua Sheng He Yu
== 第424号 ==
2002年(平成14年)10月 1日発行 1994年(平成6年)11月 1日創刊
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目 次●com/j2002/10a.txt
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新聞簡訊●
30周年●中日国交正常化30周年に思う………………………………………暁耘
30周年●忘れ難い笑顔……………………………………………………………江坤
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【新聞簡訊】
★[09/30] 中国人民銀行30日発表の元レートは次の通り。(単位、元)
日本円(100円) 6・7917
米ドル(100ドル) 827・71
香港ドル(100ドル) 106・07
ユーロ(100ユーロ) 809・26
★[09/30] 時事通信によると、北朝鮮の新義州特別行政区長官に任命された中国
系実業家の楊斌氏は27日の時点で「30日から外国人はパスポートがあれば新
義州にビザなしで入れる」と発表していたが、遼寧省丹東市の出入国管理当局は、
「上部から何の通報も受けていない」としてビザなしでの出国を拒否した。楊氏
はこれに対し、「まだ準備ができていない」と釈明し、混乱を招いたことを謝罪
した。また「(自分の)長官就任は10月末だ」と言い、特別行政府の立法、行
政機構の整備などで「準備期間がこれから半年必要になる」と説明した。
★[09/30] 香港の「信報」は、江沢民総書記が党政治局に対し、11月の党大会
で全面引退する意向を申し出た、と伝えた。江総書記は党大会で党総書記と党中
央軍事委主席を辞任し、来年春の全国人民代表大会で国家主席と国家中央軍事委
主席も辞める意向という。
★[09/30] 人民日報によると、南京市郊外で起きたネズミ駆除薬による大量中毒
死事件で、南京市中級人民法院は、元飲食店経営、陳正平被告(31)に死刑を
言い渡した。陳被告が控訴するかどうかは不明。発生から2週間のスピード判決
は、11月に迫った党大会を前に一罰百戒を狙ったものと推測されている。
★[09/30] NHKによると、「ユニクロ」のブランド名で知られる衣料品販売の
「ファーストリテイリング」は、上海市内の繁華街に2つの店舗を開店した。柳
井正社長は「中国の人たちにもカジュアルウエアを着て喜んでもらいたい」と述
べ、売り上げに期待を示した。中国の都市部では、低価格を売り物にした中国や
香港資本の衣料品チェーン店が、すでにいくつも展開しており、今後、こうした
チェーン店との間で、厳しい競争に直面することが予想されている。
★[09/30] 共同通信によると、調査会社ノーソン・テレコム・コンサルティング
は、中国の今年の携帯電話機器向け投資が41億ドルと、昨年の63億ドルから
急減すると予想。中国移動通信と中国連合通信による新規投資が今年に入って落
ち込んでいるためで、今後も慎重姿勢がますます強まりそうだという。
★[09/30] 共同通信によると、政府は初の国産ジェット旅客機の量産を承認した。
中短距離路線が約60%の国内線需要に合わせた60〜90人乗りの小型機で、
名称は「ARJ21」。軍用機の「中国航空工業第一集団」が西安市に設立した
子会社が製造に当たるという。
★[09/30] 朝日新聞によると、新日本製鉄は29日、トヨタ自動車、三菱商事と
組んで、中国で枠材に鉄を使うツーバイフォー住宅「スチールハウス」を製造販
売すると発表した。国内では持ち家促進策として、日本の10倍規模の年間1千
万戸の住宅整備計画を進めている。また、建材の主力だったれんがが、耕地保護
と大気汚染防止のため、03年から住宅への使用が禁止されることもあり、「鉄
の家」の需要が見込めると判断した。
★[09/29] 時事通信によると、アジア大会のフェンシングで、男子個人2種目決
勝が行われ、中国の王海浜が前回のバンコク大会に続く連覇を遂げ、今大会初の
金メダル獲得となった。政府は選手に対し、金メダル獲得者に2万元(約32万
円)、銀には1万元、銅には8000元が報奨金として贈られる。前回バンコク
大会より、それぞれ倍増したという。
★[09/29] 毎日新聞によると、アジア大会の中国選手団李富栄副団長は記者会見
で、今大会の目標について、「金メダルと総メダル数での1位」と語った。具体
的なメダル数については挙げなかったが、中国は1982年のニューデリー・ア
ジア大会以降、金メダル数でトップの座を維持している。
★[09/29] 読売新聞によると、対外貿易経済合作部は29日までに、貿易相手国
・地域の不当な貿易障壁の存在を調査し、クロと認定した場合、報復措置を辞さ
ないことを定めた「対外貿易障壁調査暫定規則」を制定、内容を公表した。規則
施行は11月1日から。
★[09/29] 時事通信によると、台湾の中時晩報は台湾「国防部」が1990年、
日本や北京政府、台湾が領有権を争う釣魚島(日本名・尖閣諸島)に対する軍事
行動を計画していたと報じた。同紙によると、国防部は釣魚島の領有権を主張す
るため、特殊部隊45人をヘリコプターで同諸島に上陸させ、主要な2島に台湾
の旗を立てるという計画を策定した。しかし、部隊が準備に取り掛かった1週間
後、理由不明のまま計画は中止になったという。
★[09/28] 毎日新聞によると、08年の北京夏季五輪に向けて都市交通網整備を
進めている北京で、初の郊外型通勤電車となる「北京都市鉄道」(地下鉄13号
線)の西半分約20キロが部分開業した。日本の政府開発援助(ODA)も受け
た事業で、来年1月に全線約40キロが全面開業する。「北京都市鉄道」は北京
市中心部の西直門駅から北部の田園地帯を通り、東直門駅に戻る逆U字状の路線。
「地下鉄」と表記されるが、実際には9割が地上を走行する。
★[09/28] 毎日新聞によると、上海市の税務当局は納税意識を向上させるため、
10月1日から上海市で最高1万元(約15万円)が当たる賞金付き領収書を発
行する。この領収書は飲食、娯楽、住宅内装の3つの業種が対象。抽選で5元か
ら1万元までの賞金が当たるが、領収書の金額が大きいほど高額当選する確率が
高いという。
★[09/28] 新華社によると、国家外貨管理局は、今年6月末の中国の対外債務残
高が昨年末と比べて10億ドル減の1691億1000万ドルと発表した。
★[09/28] 時事通信によると、香港各紙は、中国本土で人気のインターネットサ
イト、新浪網に接続すると、非合法の気功集団「法輪功」のホームページに自動
的に切り替わる事態が起きたと報じた。これは27日に発生したもので、ハッカ
ーの仕業とみられる。香港から接続した場合に発生し、中国本土の利用者には影
響がなかったという。
★[09/28] 共同通信によると、京セラは、天津の企業と合弁会社を設立して、天
津で太陽光発電装置の太陽電池パネルの生産・販売を始めることを明らかにした。
同社が太陽電池パネルを海外生産するのは初めて。
★[09/27] 毎日新聞によると、日本厚生労働省は、中日両政府が今年度新たに中
国残留日本人孤児と認定した6人の名簿を発表した。肉親情報が得られた孤児は
11月下旬に訪日し、肉親との対面調査を行う。孤児の肉親捜しは今年で33回
目だが、中日両政府が認定した孤児の数は昨年の20人の半数以下となり、過去
最低となった。
★[09/27] 読売新聞によると、神戸市中央区の商社「神栄」(新尚一社長)が中
国から輸入、販売した冷凍ホウレンソウから基準値を上回る農薬成分クロルピリ
ホスが検出され、神戸市保健所は同社に回収命令を出した。京都市が同市内で9
月26日に行った抜き取り検査で、食品衛生法の基準値の5倍の0・05ppm
を検出した。
★[09/27] 毎日新聞によると、全国にカレー店801店舗を展開する「壱番屋」
は、中国産冷凍ホウレンソウに農薬問題が浮上したため米国産に切り替えたが、
米国産冷凍ホウレンソウからも農薬のペルメトリンが基準値(2.0ppm)を
超える4.9ppmが検出され、人気メニューのホウレンソウカレーを18日か
ら販売中止していた。
★[09/27] 時事通信によると、27日午後7時5分ごろ、東京都新宿区歌舞伎町
の風林会館1階喫茶店内で、中国人とみられる男2人が暴力団組員とみられる男
性2人に向け、拳銃をいきなり数発発砲した。男性2人は腹や足などを撃たれ病
院に運ばれたが、けがの程度は不明。新宿署は殺人未遂事件として、撃たれた2
人の身元確認を急ぐとともに、逃げた男の行方を追っている。
★[09/27] 毎日新聞によると、中日国交正常化30周年を記念し、両国の文化交
流に貢献した日本人を中国政府が表彰する「文化交流貢献賞」の授賞式が、東京
都千代田区のホテルで行われた。日中友好協会会長・平山郁夫氏や日中友好会館
会長・後藤田正晴氏ら5人が受賞した。法人では日本出版販売だけが受賞した。
★[09/27] 共同通信によると、26日午前、甘粛省蘭州市の中学校に猟銃を持っ
た男が押し入り、校庭で運動会の準備中だった教師らに向けて発砲、教師1人が
死亡したほか、2人がけがをした。男はその後、学校の屋上に立てこもり、警察
の説得に応じずに抵抗を続けたため、警察に射殺された。男はこの学校の運転手
で、同校の女性教師といさかいを起こしたことから犯行に及んだという。
★[09/27] 新華社によると、北京市政府は、同市内に研究開発施設を設置する外
国企業に対し、税制面と外国為替面で優遇措置を取る。中国の研究機関と同じ条
件を付与するもので、10月1日から実施する。同市科学技術委員会の当局者が
明らかにした。
★[09/27] 中国証券報によると、中国証券監督管理委員会は、上海証券取引所と
深セン証券取引所の取引総額に占めるオンライン取引の比率が、8月は11.0
8%に拡大したと発表した。
★[09/27] 毎日新聞によると、フランスを訪問中の朱鎔基首相は26日、パリで
シラク仏大統領と会談、イラク問題でシラク大統領が提案している2段階の国連
安保理決議構想に支持を表明した。シラク大統領は(1)イラクに国連査察受け
入れを求める決議(2)イラクが拒否した場合に武力行使を含む対応を決める決
議――を採択する2段階決議構想を提案している。
★[09/27] 読売新聞によると、国営のM&A仲介会社「天同星投資顧問」(本社
上海市)が日本のM&A仲介会社「エムアンドエージャパン」(本社東京)と組
み、中国企業による日本の中小企業の買収の仲介に乗り出すことが、26日、明
らかになった。日本メーカーを買収した中国企業が、工場を中国に移して製品を
低コストで製造し、中日両国の顧客に販売することで経営を再建する手法などを
想定している。両社はこうした買収のほか、日本のラーメン店チェーンなど、中
国にない業態の中国進出も手がけることにしている。
★[09/26] 朝日新聞によると、朝日新聞社は中国と日本の国交正常化30周年を
機に、中国社会科学院と共同で世論調査(面接)を実施した。中日関係について、
「うまくいっているとは思わない」が5年前より両国とも増え、多数派を占めた。
過去の問題で日本の「償いは不十分」と思う人は日本は4割強だが、中国では9
割近く。歴史認識の面でなお中日に大きな隔たりがあることがわかった。将来関
係を深めた方が良い分野では中日とも「経済交流」がトップだった。
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【30周年】
中日国交正常化30周年に思う
暁耘
昨日(9月29日)は中日国交正常化30周年の記念日だった。いろいろなこ
とを思い出した。
30年前の私は小学校の1年生だった。そのとき、敬愛する周恩来総理は日本
の田中総理と中日国交正常化の書類にサインした。それから、中日両国の人民の
民間交流が始まり、政府間の交流も盛んになった。
うれしいことに大学時代の1984年、私には2、3人の日本人留学生の友だ
ちがいて、一緒に勉強したり、おしゃべりしたりした。私が入院するとき、日本
人の友だちからお見舞いの手紙が届いた。私の胸はぽかぽか暖かくなった。その
ときの夢は、もしできれば、中日間の友好のために何かしたいということだった。
2年前の今ごろ、私は日本人の友だちに中国語を教えていた。そのとき、その
友だちは北京に行く中日青年の友好活動の通訳をしていた。彼女がいろいろな日
本人の挨拶文を中国語に翻訳したものを私が直してあげた。もう中日友好の手助
けが出来て、私はすごく幸せだった。
去年、松戸市の市民の方々に支持されて、私は松戸市の国際文化大使になった。
いろいろな小学校に招かれて、可愛いい子どもたちから、中国に関する熱心な質
問を受けて、すごく感動した。
今年、丁度中日国交正常化30周年を迎えるに当たり、私はもう一度文化大使
を引け受けることにした。この仕事を意義あるものとして一生懸命やりたいと思
っているのはもちろんだが、更に、日本の文化や生活習慣を勉強したい、心から
通じる日本人の友だちをもっと沢山作りたい、中華民族の文化をもっと広げたい
という気持ちで、この1年間、私は自分の力の限り、中日友好のために努力した
いと思っている。
今この文を書きながら、その思いはますます強くなってくる。本当にそうでき
たら、最高の幸せだと思う。
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【30周年】
忘れ難い笑顔
江坤
十数年も経ったのに、高屋先生の優しい笑顔が何時までも目の前に浮び出して
きて、忘れられないのだ。
先生は大分市の退職教師で、とても親切なお爺さんだった。初めて先生と知り
合ったのは中学3年の時、大分市友好訪中団との懇談会の席でだった。
故郷の武漢は日本の大分市と姉妹都市で、武漢には風光明媚な東湖や美しい伝
説に繋がる黄鶴楼や歴史の古い帰元寺や独特な風土などがあり、ここを訪れる大
分市の観光ツアーの人々と友好訪問団は多い。
1990年の春、私たちの学校では高屋先生のいた大分市友好訪問団を迎え、
懇談会を行った。私のクラスではすでに日本語を3年間勉強していたので、グル
ープに分かれて訪問団の方々とお話をすることになった。私と話していたのは高
屋先生だった。先生は痩せているのにとても元気そうで、朗らかな顔でいつもに
こにこしていた。
先生との会話は印象深いものだった。生きた日本語を習ういいチャンスだと思
いながら、日本語や日本を話題にし先生にいろいろ聞いたり自分の考えを言った
りしていた。緊張し過ぎたせいか言葉の誤りがたくさん出て、恥ずかしくてたま
らなかった。しかし高屋先生はずっと励ましの目付きで私を見ながら真面目に聴
いていた。先生は熱心に私達の問いに答えたり、日本の文化風習や面白いことを
いろいろ教えてくれた。先生の親切な顔を見ているうちに、私の緊張感や不安感
は消えていた。
近代日中関係の話になり、口をすべらせて「先生、30―40年代の日中戦争
についていかが思いますか」と聞いてしまった。私はすぐ後悔した。
高屋先生は真面目な顔になり、ちょっと沈思した後メモ帳を取り出して、手を
震わせながらそのうえに静かに「軍国主義の過ち」、「日中不再戦」と書いた。
先生の話によれば、先生は日中戦争の間、中国に来ていないが、彼の兄弟やたく
さんの友達は中国で戦死したそうだ。話している間先生の目には涙が光っていた。
「まあ、全て過去のことだなあ。振り返ってみればそれは兄弟喧嘩のようです
ね。日本と中国は一衣帯水の隣国で、昔から相思相愛の中です。世世代代友好を
維持していくべきです」先生の言葉と優しい笑顔は私の記憶に強く刻まれた。
高屋先生と別れた後、私と先生はペンフレンドになった。自分の学習心得とか
生活状況を常に手紙で先生に教えた。一方、先生も自身の経歴などをいろいろ書
いてくれた。こういうふうにして、ほどなく3年経ったが、文通しているうちに
私と高屋先生は忘年の友になっていた。
しかし、その後の激しい受験戦争で先生との連絡は途絶えてしまった。やがて、
私は高校を卒業し、北京外国語大学に受かった。その吉報を高屋先生に知らせよ
うと思い早速先生宛てに手紙を送った。
2ヶ月後、返信をもらった。先生の家族からの手紙で、先生が半年前に亡くな
ったことを知った。その時手紙を捧げながら涙がほろほろこぼれた。
先生の励ましや教誨のお陰で、私は更に努力するようになり勤勉にもなったの
だといつも思う。先生のお話と先生の笑顔はこれからも永遠に私の記憶から消え
去ることはないだろう。
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華声和語 編集担当:村木 毅 校正担当:範 暁耘
編集局長:井上 徹
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◎東北風:本編集部の中国語隔週誌
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